世間では、治療と仕事を両立しようという流れがありますね。(少しだけですが)
私も、そう望む患者にとっては、素晴らしいことだと思っています。選択肢が広がることはいいことですからね^ ^
だけど、患者にとってはプレッシャーでもある⁈そんなお話を書きたいと思います。
私は今月から、放射線治療と仕事を両立させるべく、頑張っていました。自分でも、頑張れると思っていました。みんな頑張ってるし、わたしも頑張らなくちゃ!!と。
月〜金曜日まで毎日治療と仕事。
金曜日は、家に帰るとどっと疲れが。
土曜日は眠り続け、
日曜日少し回復して、
月曜日は満員電車に1時間。
その後放射線治療。
会計もめっちゃ並んでる。
それが終われば、すぐ仕事。
帰りも満員電車に揺られて。
さらには連日のこの猛暑…。
仕事は7月から忙しくて、「お願いしていいですか?」と聞かれたら断れず。またムリをしてしまう…。これを繰り返していました。
そして、海の日、全身じんましんに。原因不明ですが、おそらくは精神的なものだろうな。
この流れの中でみえた問題点。
〈ワタシ〉
つらい、むり、と言えない。早めに相談できない。
〈職場側〉
復職後、そして放射線治療中、全く面談を設けていない。
つまり、
働く側から申請しないと、分かってもらえないということです。
理解者不在という状態でした。
厚生労働省の『治療と仕事の両立について』のページには、ガイドラインもありますが、そんなの読んでる人事部や上司は、ほんとに少数派。普通読まないですよ。
「治療と仕事の両立」という言葉ばかりが独り歩きしてゆく。
新聞記事で少し目を通しただけの人は、
「ふーん、両立できるんだ」なんて、軽く受け取った人もいるだろうし。
両立の成功事例ばかりが目立つから、
「働くことで、生きがいを与えようってことか」なんて単純に思う人も、多分いる。
だけど、そうなのかな。
"がん"という大きな体験をすると(わたしは2度!)、絶対に価値観が変わるんです。
そっちを無視して、働け働け!ってのは、違うかも。
本当は立ち止まらないといけないんです。
わたしは1度目に気づいたのにー!またやってしまった(汗)
厚生労働省としては、病気になっても働いて、税金を納めてもらおう、ということですよね。この波に乗って、両立支援を進める動きには賛成で、わたしもそういう活動に参加しています。でも、賛成は、あくまでも患者の選択肢を広げるからという意味。
押し付ける雰囲気は違うと思っています。
わたしも、職場にもっと説明をしないとダメだったんだろうけど、治療の副作用は人それぞれ。やってみないと分からない。
1週間に1度くらいの頻度で、面談をして欲しかったな。そう言えば良かった。
みんなも両立してるし、わたしもするんだ!なんて、気負ってしまった。
完全にキャパオーバー。
実は、海の日の翌日から職場近くのホテルを予約してました。通勤の負担だけでも、減らせないかなと。あー、早くすればよかったな。
もうほんとに連日の猛暑!
皆さんは、むりしないでくださいね(╹◡╹)
ちなみに、じんましんは、落ち着いてきました。
月曜日退院予定です。
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